子どもが学校の話をしてくれない…。その時、親が焦らなくていい理由

「学校どうだった?」
そう聞いても、
「普通」
「別に」
「わからない」
そんな返事しか返ってこない。
子どもが学校の話をしてくれないと、不安になることはありませんか?
友達はいるのかな。
休み時間は誰と過ごしているのかな。
学校で嫌なことはないかな。
いじめられていないかな。
親だからこそ、子どもの様子が見えない時間のことは気になります。
でも、気になるからといって質問が増えるほど、なぜか子どもは話してくれなくなる。
そんな経験をされたお母さんも少なくないのではないでしょうか。
知らないことが増えるほど、不安になる
あるお母さんから、こんな相談をいただきました。
小学1年生の息子さんが、学校のことをほとんど話してくれないというのです。
「学校どうだった?」
と聞いても、
「普通」
「わからない」
で終わってしまう。
最初はそれほど気にしていなかったそうですが、だんだん心配になってきたと話してくださいました。
友達はいるのだろうか。
休み時間はどう過ごしているのだろうか。
学校で嫌なことが起きていないだろうか。
親だからこそ、見えない部分を知りたくなる。
でも、その答えを聞こうとすればするほど、子どもは話してくれない。
そんな状態だったそうです。

子どもが話したかったのは「学校の話」ではありませんでした
そのお母さんは、マザーズの学びをきっかけに、ひとつだけ関わり方を変えてみました。
それは、
「親が知りたいことを聞く」のではなく、
「子どもが話したいことを聴く」
ということです。
ある日、息子さんがこんな話を始めました。
「ママ、この妖怪な〜」
当時大人気だった妖怪ウォッチの話です。
正直に言うと、お母さんにとってはあまり興味のある話ではありませんでした。
でも、
「へぇ、そうなんだ」
「それでどうなったの?」
と、息子さんが話したいことをそのまま聴いてみたそうです。
するとしばらくして、息子さんがこんなことを話し始めました。
「学校で△△くんと一緒に妖怪描いてるねん」
「□□ちゃんはこの妖怪が好きやねん」
「休み時間にみんなで描いてるねん」
お母さんがずっと知りたかったことを、息子さんは自分から話してくれたのです。

親が知りたいことより、子どもが話したいこと
私たちはつい、
「友達いるの?」
「学校どうだったの?」
と聞いてしまいます。
もちろん、それは子どもを心配しているからです。
でも、子どもにとっては、
まず「自分の話を聴いてもらえた」という安心感の方が大切なのかもしれません。
好きなゲームの話。
アニメの話。
友達とのくだらない話。
大人から見ればどうでもいいように思える話でも、子どもにとっては大切な話です。
その話を受け止めてもらえた時、
子どもは「もっと話したい」と感じます。
そしてその先に、
親が本当に知りたかった学校での様子や友達関係の話も自然と出てくることがあるのです。
「ママあのね」が増える関係
子どもが学校の話をしてくれないこと自体が問題なのではないのかもしれません。
もしかすると、
話したい話題が別にあるだけなのかもしれません。
だからこそ、子どもが話したいことを大切にしたいと思うのです。

「うんうん、それで?」
「どうなったの?」
「面白いね」
そんな小さなやり取りの積み重ねが、子どもにとって
「ママなら話しても大丈夫」
という安心感になっていきます。
子どもが話してくれない時こそ
子どもが学校の話をしてくれない時、
私たちはつい答えを急いでしまいます。
でも、
親が知りたいことを聞くより先に、
子どもが話したいことを聴いてみる。
すると、
親が知りたかったことを、子どもの方から話してくれることがあります。
大切なのは、
親が訊きたいことではなく、
子どもが話したいことに耳を傾けること。
その積み重ねが、
「ママあのね」
と話したくなる安心感を育てていくのだと思います。


