「聴けているつもりだった」私が気づいた、本当の“聴く力”

受講生さまプロフィール

Aさん
公文教室を運営する先生
プロフェッショナルアンバサダー養成講座を修了
子どもたちのために、質問力を学びたい
「生徒たちにとって、人生の中で出会えてよかったと思える一人になりたい」
そう話すAさんは、公文式教室を運営し、日々子どもたちと向き合っています。
もっと子どもたちの力になりたい。その思いから、「プロフェッショナルアンバサダー養成講座」を受講しました。
受講期間は5か月。Aさんが当初学びたいと考えていたのは、相手の思いを引き出す「質問力」でした。
ところが、講座を通して最初に向き合うことになったのは、質問のテクニックではなく、自分自身の“聴き方”だったのです。
「私は人の話を聴けている」と思っていた
Aさんは以前から、教室で子どもたちに問いかけていました。
「どうしたいの?」
「どうなりたいの?」
しかし講座で学ぶうちに、自分のコミュニケーションについて大きな発見があったといいます。
「私は人の話を聴ける人だと思っていたんです。でも、実は相手の話を聴かずに質問していたことに気づきました」
相手の話を十分に受け取らないまま質問しようとしても、その人に寄り添う問いは生まれません。
質問力を磨こうとしていたAさんが、まず気づいたのは「自分は本当に相手の話を聴けているだろうか」ということでした。
自分の見えていなかった一面を知り、ショックもあったそうです。それでもAさんは、こう振り返ります。
「見えていなかった自分に気づけたことが、すごくよかったと思います」
十数年間気づかなかった、自分の本音
プロフェッショナルアンバサダー養成講座での学びは、質問や傾聴のスキルだけにとどまりません。
Aさんは、自分自身の考え方や物事の捉え方にも向き合うことになります。
「自分の本音って、こんなところにあったんだと思いました」
その気づきは、思わず「あ゛〜〜!」と声が出るほど衝撃的だったそうです。
「ショックなんだけど、それを認識できてよかったと思う自分もいました」
十数年間気づかなかった自分の内側に目を向けることは、決して楽なことではありません。
それでもAさんは、その過程を通して、以前よりも正面から自分自身と向き合えるようになったといいます。
質問の仕方を覚えるだけではなく、自分の本音や思考の癖を知り、自分自身の在り方を見つめ直す。
それが、Aさんにとっての5か月間となりました。
自分と向き合うことで、子どもたちとの関わり方も変わった
受講前から、子どもたちのことを真剣に考えていたAさん。
講座を通して自分自身への理解が深まるにつれ、子どもたちとの向き合い方にも変化が生まれました。
Aさんが大切にしているのは、勉強を教えることだけではありません。
「子どもたちに元気になってもらいたい」
「この地域の子どもたちや保護者を勇気づけたい」
そんな思いを持ちながら、一人ひとりと楽しく関わることを心がけるようになったそうです。
自分自身と向き合い、本音を知る。そのうえで、目の前の相手の話を聴き、誠実に関わる。
Aさんの学びは、教室での日々の実践へと少しずつつながっていきました。
集客活動ができない中、幼稚園児が約5倍に
受講した5か月の間に、Aさんの教室では思いがけない変化もありました。
当時は、チラシの配布などのPR活動を十分に行えない時期だったといいます。
ところが後日、事務局から連絡があり、教室に通う幼稚園児の人数が約5倍に増えていることを知りました。
「ええ〜っ!?と思いました」
Aさん自身もとても驚いたそうです
特別に集客へ力を入れたわけではなく、日々の子どもたちとの関わりを大切にしてきたと話します。
「子どもたちが元気になってくれたらいいなと思って、楽しく関わっていました」
数字を追いかけるのではなく、自分自身の在り方を見つめ、目の前の子どもたちとの関係を大切にする。
その日々の中で届いた、Aさんにとってうれしい知らせでした。
「死ぬまでに気づけてよかった」
インタビューの中で、Aさんは講座を振り返り、印象的な言葉を残してくれました。
「この講座を受けていなかったら、絶対に死ぬまで気づかなかったことがいっぱいあったと思います」
そして、笑いながら続けます。
「死ぬまでに気づけてよかった」
この言葉が表しているのは、目に見える成果だけではありません。
聴けているつもりだったこと。
分かっているつもりだった、自分自身のこと。
その奥にあった本音や思考の癖に気づき、改めて自分と向き合えたことへの率直な実感です。
自分が変わることで、目の前の人との関わり方も変わっていく。Aさんの言葉からは、スキルの習得だけでは測れない、深い学びが伝わってきます。
質問力や傾聴力だけでなく、自分の在り方を見つめる学び
プロフェッショナルアンバサダー養成講座は、質問の仕方やコミュニケーションの技術だけを学ぶ場ではありません。
人の話を本当に聴くとは、どういうことなのか。
自分自身の本音と、どう向き合うのか。
自分の在り方が、周囲との関係にどのような影響を与えるのか。
Aさんの体験は、その一端を伝えてくれています。
教育や子育て支援、対人支援に携わる方はもちろん、「もっと相手の話を聴けるようになりたい」「一度、自分自身と向き合ってみたい」と感じている方にとっても、新たな気づきにつながるかもしれません。


